

梅雨入りしたとたん、
ここ上塩原もひと足早い夏の暑さが到来しています。
今年の梅雨は激しい雨と
厳しい蒸し暑さの晴れ間が繰り返す「陽性型」と言われ、
水際で過ごすひとときが一層恋しくなりそうです。
6月の和風月名は“水の月”を意味する「水無月」。
その由来は、田んぼに水を張る月、を意味するものや
人々の暮らしを支える一大行事であった田植えを仕終えた
“皆仕尽 みなしづき”に因むなど、諸説あるようです。
那須は“水の街”とも呼ばれ、豊かな自然に恵まれた地域です。
特に那須高原付近には清流や湧水スポットが多く、
これからの季節、川遊びや自然散策などの
多彩なネイチャーアクティビティが楽しめます。
そのひとつ。那須高原の西にある中川の支流、
木俣川は透明度の高さで知られる清流で
美しいエメラルドグリーンをたたえた渓谷には
本流那珂川との合流点まで遊歩道も整備され、
植物や大岩奇岩などが作り出す景色を見ながら散策が楽しめます。
駐車場からすぐの場所で川遊びもできるため、
お子様連れでも気軽に楽しめるのもうれしいポイント。

また当館から南に車で1時間程、山道をのぼった
高原山の中腹にある「尚仁沢(しょうじんざわ)湧水」は
日本名水百選で全国第一位となったこともある湧水群。
付近一帯は樹齢数百年にも及ぶ広葉樹林の原生林に覆われ、
十数ヵ所から湧き出る湧水は、四季を通じて水温が11℃前後で
冬でも渇水や凍結することがありません。
山岳仏教が盛んだった奈良時代には “精進沢” と呼ばれ、
信者が高原山登拝の時にこの湧水で身を清めたとされ、
“尚仁沢”の名前もそこからきていると言われています。
最寄りの駐車場からは源泉まではこちらも片道1.5キロ、
およそ30分程の遊歩道が整備され、澄んだ山の空気のなか、
流れに沿って続く清涼感満点の散策が満喫できます。
近隣にある「尚仁沢名水パーク」には湧水を引いた
水汲み場もあり、天然水を無料で持ち帰ることもOK。
もちろん、当館のある那須塩原エリアにも「津室川湧水地」や
「西遅沢の出釜湧水地」などがあり、
暑さへと向かうこれからの季節、マイナスイオンたっぷりの
清々しい山歩きが楽しめます。

当館目の前の箒川も、7月から鮎釣りが解禁(一部区間)となり、
常連の太公望や浅瀬の水辺で川遊びを楽しむ
家族連れで賑わいを見せます。
豊かな水資源に恵まれた那須エリアで満喫する
思い思いの水との出逢いを今年の夏も
ぜひキラキラの笑顔でお楽しみください!
▽木俣渓谷
※夏の期間は駐車場料金が有料です
https://www.city.nasushiobara.tochigi.jp/soshikikarasagasu/tsuishin/6/2/2775.html
▽尚仁沢名水パーク
https://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/tochigi-nouson-meguri/archives/spot_all_season/syojinzawa_mesuipark
※水汲みは1回につきポリ容器5本まで
※尚仁沢湧水は源泉から直接引水しているため、飲料水として
大量に利用する場合は煮沸や浄水が推奨されています。
画像参照:
栃ナビ(https://www.tochinavi.net/)
那須塩原市(https://www.city.nasushiobara.tochigi.jp/index.html)
とちぎ旅ネット(https://www.tochigiji.or.jp/)
とちぎの農村めぐり(https://www.agrinet.pref.tochigi.lg.jp/tochigi-nouson-meguri/)