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春の若葉から深みを増す緑の若い楓(かえで)の姿をうたった
「青もみじ」という言葉をご存じでしょうか。
「青もみじ」は文字通り、赤く色づいていないモミジのこと。
中でも初夏のみずみずしい緑のものは特に美しいとされ、
日本では秋の紅葉と同様に風情を感じさせるものとして、
お料理や和菓子に添える飾りや、
盆栽の世界などでも広く親しまれています。
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意外に知らない事実ですが、
モミジにも春には花が咲き実がなります。
例年4月頃のモミジをよく見ると、枝から線香花火のように
赤みを帯びた房になって垂れている小さな花が幾つも見られます。
花が終わり受粉するとすぐ実(種)ができはじめますが、
この姿も実にユニーク。
お正月に遊ぶ羽根つきの “つくばね” のように
実を挟んで羽根が生えたようになり、
葉の上に立ち上がったような可愛らしい形になります。
植物学的にはこのような形の実を「翼果 よくか」といい、
時期になるとこの翼果が風に飛ばされ、
ブーメランのようにくるくる回りながら
遠くへと運ばれていくというしくみです。
ここ塩原付近には昔からモミジが多く、
春には清々しい「青もみじ」とともに
可憐なモミジの花が楽しめます。
春はさまざまな植物にとって、目に見えるいのちのリレーの季節です。
折しも2024年6月2日には、当館の2つ目の姉妹館、
塩原温泉初の露天風呂付ヴィラ『紅葉 KUREHA』が誕生いたします!
青もみじの花言葉は「清新」。
その言葉どおり、高原に吹く初夏の風のように
皆様に清々しい新たな出会いをお届けできれば何よりです。
▽詳細はこちら
『紅葉 KUREHA』オープン告知サイト
https://www.vila-kureha.com/